フィンランドには貴重な森の木材を最大限活用するために培われてきた
家具職人の技術があります。
私たちNIKARIはその伝統的なクラフトマンシップを
現代のデザインに融合させ、永く美しく使える家具を作りたいと考えています。
木の性質を知り尽くしているからこそ成せる美しくシンプルなモダンデザイン。
そして高品質なデザインや機能性、持続可能な生産に至るまで配慮し家具を作る。
50年以上守り続けたNIKARIの哲学は今日、
これまで以上に意義深く大切な事だと感じています。
NIKARIのあるフィンランドでは、森林は最も重要な資源の一つです。森林から採れる木材を大切に使い、木材を使った家具を永く使えるように工夫する。
サスティナブルであることは資源を利用する人々の生活の中で必然なのです。
NIKARIのデザインの目的は時代を超えた高品質の家具を作ることです。
デザインの優れた家具は、人から人へ受け継がれて歴史を刻むことができるのです。
そして環境に対する責任はNIKARIのDNAとして根付いています。再生可能な素材、家具を永く使うための木組みの技術、時代を超越した普遍的なデザイン、生産過程、働く人々の環境、エネルギーの調達方法など、あらゆる面で環境に配慮した取り組みが行われています。
現在、NIKARIの本社であるフィスカルス村のスタジオ／工房では、建物に隣接する水力発電所から供給される次世代再生可能エネルギーのみを使用しています。
NIKARIが使用している材木は、主にフィスカルスの製材所から供給されています。木材のほとんどは、持続可能性と生物多様性の原則に基づいて保持された北欧の森林から調達しています。（ESC®️もしくはPEFC™の認可を得ています。） また製品を構成する部材や仕上げ材までも可能な限り高品質でエコロジカルな素材になるよう慎重に選別しています。製品のライフサイクルを長く保つために、張り地のパーツは交換できるようになっています。
NIKARIは製造のプロセスにも環境を考慮しています。
NIKARIは製造の際に発生するCO2の排出量をカーボンフットプリントに基づいて算出し、生産方法を計画、さらに製造後に残った木材の再利用の方法まで検討をします。木材の残材の有効活用はもちろんの事、大鋸屑までもきのこの栽培用に再利用をしています。
また、輸送時に発生するCO２を抑えるために、梱包材への配慮、配送時のタイミング、空の貨物スペースを作らない為の運送業者との協力など計画的に取り組んでいます。
サスティナブルであること。
私たちが森林から得た資源を元に豊かなライフスタイルを提案し続ける上で、欠かせない要素となっています。